*皮膚常在菌とは?*
肌(皮膚)の表面や毛穴に生息する無数の常在菌。
主に肌にとって良い役割をする「善玉菌」、トラブルの原因となる「悪玉菌」、善悪強い方に味方をする「日和見菌」の3種類に分けられます。
善玉菌の代表である黄色ブドウ球菌は、「美肌菌」とも呼ばれ、天然の潤い成分であるグリセリンを分泌したり、悪玉菌を退治する抗菌ペプチドを産生するなど、肌を守るための働きをします。
肌の上でうまく善玉菌・悪玉菌・日和見菌が共存していれば肌は健やかな状態になりますが、バランスが崩れ悪玉菌が優勢になると肌トラブルの原因に。
いつでも善玉菌が優勢でバランスの取れた菌環境を保つことが大切です。
*POINT*
・酸化油によるダメージを防ぐ
油は必ず酸化します。毎日のメイクや日焼け止め、保湿クリームに含まれる油もまた、時間が経てば酸化していきます。
酸化油が肌にダメージを与えないよう、毎日のクレンジングで丁寧にオフする必要があります。
・肌の善玉菌を「守る・育てる」
汚れを落とす際、肌表面にいる善玉菌まで一緒に流してしまわないよう、「不要なもの(油汚れやたんぱく汚れ)は落とし、必要なもの(善玉菌や必要な量の皮脂)は残す」を両立して善玉菌をサポートする優しいスキンケアです。
・洗うときのポイント
擦りすぎ、力の入れすぎは、肌表面に摩擦や圧をかけることになり、ダメージを与えます。
スキンケアの際、手で肌を擦らずに、手と肌の間にクレンジングジェルまたは洗顔泡が常にある状態で優しく行いましょう。
また、洗い流すときにも熱いお湯やごしごし流す・拭くことは避けましょう!
ご使用方法
①クレンジング
①たっぷり2プッシュを手に取り、手と顔の間に常にジェルを挟むようにクレンジングします。
(ジェルが少ないと、手を動かす際に肌に摩擦がかかり、刺激となってしまいます)
②圧をかけないよう優しくゆっくりと手を動かします。
(ゆっくりじんわりとなじませることで、肌に負担をかけずにメイクや皮脂汚れを落とします)
③32度以下の水ですすぎます。
(お湯で顔を流すと、乾燥の原因となります)
②ウォッシュ
※固まるのを防ぐため、都度軽く振ってからご使用ください※
①軽く濡らした泡立てネットにウォッシュを1プッシュたらし、揉みこむように泡立てます。
(水が多いと泡がヘタり、少ないと泡立ちにくくなります。ネットを濡らしたら軽く振って水気を切った程度でご使用ください))
②リンゴ1個分程度の泡がたったら、顔に乗せてクルクルと全顔に広げて洗います。
(「手」で肌を擦るのではなく、「泡」で肌をなでるように広げてください)
③32度以下の水ですすぎます。
(お湯で顔を流すと、乾燥の原因となります)
乳化クレンジングについて
①「乳化クレンジング」とは
水溶性ジェルクレンジングは、その性質を利用して「乳化クレンジング」
を行うことができます。
「乳化=水と油が混ざりあう現象」を指します
が、メイク落としとしてではなく、メイクの乗っていない素肌に乗せ
てクレンジングを行うことで、クレンジング(水)と皮脂(油)が混
ざり合い皮脂汚れをオフするというものです。
レイテノールクレンジングも、メイク落としとしてだけではなく、乳
化クレンジングするためのものとしてもご使用いただくことができま
す。ですが「乳化クレンジングはしなければいけないのか」というと、
クレンジングの基本的な役割はメイクや日焼け止めなどの工業油汚れ
を落とすためのものなので、「肌に乗せた油」が落ちればOK です。乳
化クレンジングを行う必要はございません。
②乳化クレンジングは不要です
乳化クレンジングは、
1)クレンジング剤が肌の上に長時間乗った状態になる
2)必要以上に皮脂を取りすぎる
3)肌を擦りすぎる
という肌へのダメージの可能性も考え、当店としては必ずしも推奨し
ているケアではございません。
皮脂は多すぎるとオイリートラブルのもとにもなりますが、本来は肌
の潤いやバリア機能を守るための大切な存在です。ただ取れば良いの
ではなく、不要な分を落とし必要な分を残す、このバランスが大切な
のです。レイテノールクレンジングは皮膚常在菌にも着目した設計で
すので、メイクを落とす際に、不要な油汚れはきちんと落とし、必要
なものは残して肌を健やかで潤いのある状態へ導きます。
乳化クレンジングが「できない」わけではございませんが、「する必要
はない」製品です。
③乳化クレンジングをする場合は
鼻やT ゾーンなど皮脂分泌が多い部分は、部分的に乳化クレンジング
を行うことで「不要な皮脂」を落とすサポートとなります。角栓や黒
ずみが気になる場合は朝などに乳化クレンジングを行って構いません。
刺激にならないよう、皮脂が気になる部分のみ(頬など皮膚の薄い場
所は行わない)、時間は1 分以内で行ってください。たっぷりのジェル
で肌を揺らすように小刻みにクレンジングすることで乳化していきま
す。
(※ジェルが最初から白濁しているため乳化の変化が分かりにくい
ですが、しっかりケアできていますので、深追いしすぎずに終了して
ください)